SAPシステムでは、複数台APサーバで構成されたシステムの場合に、特定のAPサーバに直接ログインしたい要件もたまにあります。
例えば…
- 特定のAPサーバのパフォーマンスやエラーを確認したい
- 負荷分散の影響を受けずに作業したい
そんな時に役立つ 「APサーバを指定してログインする方法」 をSAP GUIを使う方法とSM51から切り替える方法の 2つ 紹介します。
目次
SAP GUIで特定のAPサーバにログインする方法
SAP GUIから直接APサーバを指定する方法です。
① ログオンエントリを編集して指定する
- SAP GUIを起動 し、ログオンエントリー一覧を開く
- 接続するシステムのエントリーを選択し、「プロパティ(Properties)」を開く
- 「詳細(Advanced)」タブを選択
- 「アプリケーションサーバ(Application Server)」に ログインしたいAPサーバのホスト名 を入力
- 「インスタンス番号(Instance Number)」が正しいことを確認し、「OK」を押す
- ログオンすれば、指定したAPサーバに直接接続
Tr-cd:SM51でAPサーバを切り替える方法
SAP GUIでログインした後に、Tr-cd:SM51を使って別のAPサーバに移動する 方法です。
「とりあえずログインしたけど、別のAPサーバで作業したい…」という時に便利!
① 現在のAPサーバを確認
- 「Tr-cd:SM51」 を実行
- システム内の すべてのAPサーバの一覧 が表示される
- 一覧から 接続したいAPサーバを選択
- 選択したAPサーバの「Tr-cd:SM50」画面が開かれる
※選択したAPサーバに接続した状態になっている