【時短テクニック】「ファイル名を指定して実行」からショートカットを呼び出す方法

私が個人PC、会社PCで個人的に導入(設定)している時短テクショートカット呼び出しを紹介します。

どんな画面からでも呼び出したいショートカットを呼び出すことができるため、
「あのフォルダを開くには、まずショートカット集を開いて…」なんてことが不要になります。

目次

実装概要および設定手順

実装概要としては、任意のフォルダにパスを通し、格納したショートカットを「ファイル名を指定して実行」から呼び出すものです。

任意のフォルダから自作したbatなんかも呼び出し可能です。
webサイトのショートカットについてはbatから呼び出せば実装可能です。

前提:環境情報

  • OS:Windows11

Windows10でも画面の辿り方が少し異なりますが、同様の設定は可能です。

設定手順

  1. ショートカットを格納する格納場所にフォルダを作成する。
    フォルダ名に制限はありません。
    格納場所について、既存のパスが通っているフォルダを使うのであれば流用可能ですが、新しくフォルダを作り管理した方が不具合や管理工数が減ると思います。
  2. エクスプローラを開く
  3. 左ペインの「PC」を右クリック
  4. 「プロパティ」を選択
  5. 「システムの詳細設定」を選択
  6. 「詳細設定」タブ→「環境変数」を選択
  7. ユーザ環境変数もしくはシステム環境変数の「Path」を選択した状態で「編集」を選択
    ユーザ環境変数:現在ログインしているユーザのみで使用する場合はこちらに設定します。
    システム環境変数:全OSユーザで使用する場合にはこちらに設定します。
    会社PCや共有PCでは他ユーザに影響がでないように「ユーザ環境変数」で設定することを推奨します。
  8. 「新規」→手順1にて作成したフォルダパスを貼り付け→「OK」を選択
    今回は暫定的に「C:\work\command\」として実施
  9. 「OK」を選択
  10. 手順1で作成したフォルダにショートカットを作成
    サンプルとして「C:\work\command\」のショートカットを作成しています。
  11. 「ファイル名を指定して実行」欄にショートカット名を入力し「OK」を選択または「Enter」を押下
    「Winキー」+「R」を押下することで「ファイル名を指定して実行」がキーボードから呼び出し可能です。

追加情報

URLのショートカットを作成する場合、一般的なショートカットを作成しても実行できません。
URLのショートカットを作成するにはブラウザでURLを開くbatなどを作成し更にbatをショートカットとして作成する必要があります。

batファイルのサンプルコードは後述しています

下記の様に種類が「フォルダショートカット:ショートカット」に対し「URLショートカット:インターネットショートカット」としてWindowsが認識しているためです。詳細な解説は割愛します。

コマンドプロンプトからファイル情報を見ると下記の通りです。

Windows内部的には拡張子を持っており「フォルダショートカット:.lnk」に対し「URLショートカット:.url」が付与されています。

エクスプローラ設定で「ファイル名拡張子」にチェックが入っていても「.lnk」「.url」の拡張子は表示されません

そのため、「ファイル名を指定して実行」から「AkiTechBlog.url」と拡張子まで指定すれば実行可能です。

「ファイル名を指定して実行」は大文字小文字は考慮されないので、今回の場合は「akitechblog.url」でも実行可能です。

ただし毎回拡張子まで入力するのは絶妙に不便です。

そこで私は「batのショートカット」→「bat」→「URL展開」の形で実行できる様にしています。
参考までにbatからURLを開くサンプルコードを記載します。
お好みでブラウザやオプションを指定して記述してください。

■Chromeで開く場合

start chrome.exe <開きたいURL>

■Edgeで開く場合

"C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe" <開きたいURL>

上記のサンプルであれば、「ファイル名を指定して実行」に「site」と入力すればURLを開くことができます。

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