継続力の高め方

目次

継続力の高め方

  1. とりあえず5分やってみる
  2. 記録を付ける
  3. 限りなく小さく始める
  4. モチベーションに頼らない
  5. If-Thenルール

とりあえず5分やってみる

人間には「作業興奮」と呼ばれる心理的作用があります。
これは、やる気がなくても作業を始めると脳が活性化し、やる気が後からついてくるというものです。

特に作業開始から3〜5分で、脳が刺激され、ドーパミンが分泌されることで集中力や意欲が自然と高まっていきます。「やる気が出ないからやらない」ではなく、「やればやる気が出てくる」を意識して、まずは5分だけでも着手することがポイントです。

記録を付ける

継続の実感を得るには、記録が非常に有効です。
小さな積み上げを「見える化」することで、モチベーションが高まり、自己効力感も高まります。

人間は「今あるものを失いたくない」と考える心理があり、続いている記録があると、やめることに対して強い抵抗感が生まれ、結果として継続力が高まります。

例えば、6日間継続できていれば「あと1日で1週間だから今日もやろう!」という思考になりやすいです。

ちなみに、私はGoogleカレンダーを使って学習・作業のログを記録しています。

限りなく小さく始める

何かを始めるとき、最初から完璧を求めたり、高い負荷を設定してしまうと挫折しやすくなります。
大切なのは「まずはハードルを下げて、小さく始める」ことです。

1時間集中できないなら、5分、10分でも問題ありません。

大事なのは「始めた」という事実です。

論破で有名な「ひろゆきさん」も小さく始めて作業興奮を利用していると公言しています。

僕も原稿を書きたくないときなんかは、「1行書いたら、1時間ゲームしていい」みたいな自分に甘すぎる目標を立てています。

そうやって1行書いてみると、あんがい2行、3行とスルスル出てきて、あっというまに原稿が完成するなんてことにもなったりするわけです。

論破王ひろゆき「『自分はバカだ』と思える意識の低い凡人ほどラクして幸せに生きられる」

モチベーションに頼らない

モチベーションは波があるため、それに依存すると継続が不安定になります。
歯磨きや入浴のように、やる気に関係なく「生活の一部」として組み込むことが重要です。

また、やる気がある時に「やりすぎない」こともポイント。

気分が乗っているときでも「ここまで」と決めておくことで、次の日への負担を減らし、継続性が保たれます。

If-Thenルール

行動習慣の心理学では、「If-Thenルール(もし〜したら、〜する)」が有効とされています。

例えば、「朝コーヒーを飲んだら、10分だけ勉強する」といった形で、既存の習慣と結びつけることで継続がしやすくなります。

これにより、意志力(ウィルパワー)を消耗せずに自動的に行動が起こせるようになります。

継続できない原因とは

  1. モチベーションに頼っている
  2. 完璧を求めている
  3. ルーティン化できていない

モチベーションに頼っている

継続できない最大の原因は、モチベーションに依存していることです。
成果がすぐに見えないとモチベーションが下がり、継続が途絶えてしまいます。

重要なのは、長期視点で「Long Game」として取り組むことです。

毎日2〜3分でも継続できたという感覚が、自信と持続の原動力になります。

完璧を求めている

「毎日完璧にやらなければ意味がない」と思い込むと、少しの失敗で心が折れてしまいます。

私は、早起きを継続していますが、「飲み会の次の日は無理に早起きはしない」などのルールを設けています。

あらかじめ「例外」を許容しておくことで、柔軟に継続が可能になります。

ルーティン化できていない

継続できない理由には、日々の行動がルーティン化されていないこともあります。

意志力に頼らず継続するには、If-Thenルールのような習慣化の仕組みを使って、行動を無意識レベルに落とし込むことが重要です。

継続力が必要な理由

  1. 継続力は人生おけるポータブルスキル
  2. 複利効果を発揮できる

継続力は人生におけるポータブルスキル

どんなスキルを習得するにも、継続力がベースになります。
プログラミングでも英語でも、短期間で身につくものではありません。

継続力は「他のすべてのスキルの土台」であり、どこに行っても役立つ「持ち運べるスキル(ポータブルスキル)」です。

複利効果を発揮できる

毎日1%ずつでも改善や学びを続けていけば、1年後には約37倍もの成長につながります。

1.01(1%の改善)× 365(1年間) = 37.8(改善倍率)

まさに「継続は時間をかけた自己投資」です。

それだけでなく悪習慣をルーティン化している人とは約1260倍の差が付きます。
詳しくは「1.01と0.99の法則」を参照ください。

継続力で得られること

  1. 自己肯定感が高まる
  2. 信用・信頼が高まる

自己肯定感が高まる

毎日少しでも続けられると、「自分にもできる」という成功体験が積み重なり、自信が育ちます。
この自信がポジティブな思考につながり、次の行動への原動力になります。

信用・信頼が高まる

人は「一貫性のある行動」をする相手に安心感を与えます。
継続することで「この人はちゃんとやってくれる」という安心感を周囲に与え、仕事面でも評価されやすくなります。

特にSESエンジニアのように現場での信頼が重要な職種では、大きな武器になります。

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