【SAP】マウントポイントを設定しS/4HANAに読み込ませるまでに実施したこと

最近、追加要件対応をする様になり構築っぽい対応が増えてきました。
先日初めてS/4HANAにマウントポイントを追加する対応をしたためやったことをまとめます。

目次

対応概要

HEC管理のS/4HANAに外部管理のファイルサーバの共有フォルダをマウントする。
マウント後はS/4HANA内で使用できるように読み込ませる。

  • バージョン:S/4HANA 2020

対応手順

HECへSRにてマウントの依頼を実施しました。

SRの内容は一般的に非公開とのことで詳細は割愛します。

具体的なSRテンプレート名は、SAPのサポートポータル内で提供されているテンプレート一覧や、HECの運用ガイドラインに記載されている場合があります。

ただし、これらの情報は一般的に公開されておらず、組織や契約内容によって異なる可能性があります。

HECやSAP製品を利用する際に締結する契約(例: ライセンス契約や利用規約)には、情報の公開に関する条項が含まれる場合があります。具体的には以下の点を確認する必要があります:

  • 機密情報の取り扱い
    SR名が「機密情報」として扱われる場合、その公開は契約違反となる可能性があります。
  • 第三者への情報共有制限
    契約において、特定の技術情報や運用手順を第三者に公開しない義務がある場合があります。
引用:ChatGPT

HEC作業後の対応としては、「Tr-cd:AL11」でマウントポイントの読み込みを実施しました。

実施手順

  1. S/4システムへログイン
  2. Tr-cd:SCC4を実行
  3. カスタマイズ許可へ変更 ※詳細手順は割愛
  4. Tr-cd:AL11を実行
  5. 「ユーザディレクトリの設定」アイコンを選択
  6. 下記を入力し「保存」を選択
    • ディレクトリパラメータ名称:ディレクトリパラメータ名を入力
    • ディレクトリ名:HECにて追加してもらったパスを入力
    • サーバ名に有効:all 
      • ※どのAPサーバに設定するかという項目欄。要件次第だが、基本的には「all」で良い。
  7. 追加したディレクトリパラメータが一覧に存在することを確認
  8. Tr-cd:SCC4を実行
  9. カスタマイズ許可設定の戻し ※詳細手順は割愛

補足情報

「Tr-cd:AL11」はクライアント非依存なのでゴールデンクライアントで実施することを推奨です。

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